人間関係は楽しい!ストレスが少なくなる悩みへの考え方

人間関係での悩みについて、ストレスを少なくする方法などを書いています。

人間関係でのストレスが発生する原因とその対処法

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■人間関係でストレスを感じる原因■

人間関係でのストレスが発生する原因は、
お互いの考え方の違いを許せなくなったときです。

「人間関係のストレスが少なければ、毎日楽しく生活できるのに」

友達や同僚や色々な人達との人間関係が上手く行かなくなると、
「このストレスがもっと減れば良いのに」
と思うことも増えてきますね。

楽しいはずの人間関係が、
いつの間にかストレスになってしまうのはなぜだと思いますか?

人間関係で悩んでいる人は、
「自分を認めて欲しい」
「相手に変わって欲しい」
「寂しいから一緒に居たい」
などの、個人個人で違う様々な悩みを抱えています。

自分の気持ちと相手の気持ちが一致したとき、
「ああ、この人は私を分かってくれている!」
と思えて、人間関係はとても楽しいものになります。

しかし、お互いの考え方がそもそも違ったり、
自分の思っているスピードで、
相手がこちらの話を理解してくれなかったりすると、
「私のことを全然分かってくれない!こんな分からず屋は嫌いだ!」
と思ってしまうことがあります。

自分にとって良いなと思ったことも、
相手にとっては良いなと思えないことは沢山あります。

その、お互いの考え方の違いを許せなくなったときに、
人間関係でストレスを強く感じるようになるのです。

■自分と相手の体験しているタイミングの違い■

自分と相手の体験しているタイミングの違いからも、
人間関係のストレスが発生してきます。

自分の考えを相手にも受け入れて欲しいと思うのは、
誰でも思うことでしょう。

しかし、自分と相手とでは、
得ている情報も経験も、そのスピードさえも違います。

同じ職場で仕事をしている同僚でも、
自宅では自分とは全然違うことをしていたりするのです。

たとえば、友達がダイエットをしていて、
自分もダイエット経験があり、
その友達が今やろうとしているダイエットの方法で、
自分はすごく失敗した経験があるとします。

自分が失敗しているのだから、
「私もその方法でダイエットしてみたけど上手く行かないよ」
と言ってみたけれど、友達は、
「あなたは失敗したかもしれないけど、私は上手く行くかもしれないし」
と、話を聞いてくれません。

そのようなときに、
「どうせ失敗するのに、なんで分かってくれないの!」
とイライラすることもあるでしょう。

色々な方法の中で、自分には失敗しても、
他の人には成功する方法というのもあります。

ですので、一概に自分が失敗したから相手も失敗するとは言えません。

しかし、このように、自分と相手の体験しているタイミングの違いから、
人間関係のストレスが発生することがあるのです。

■相手に納得してもらうには、具体的に説明する必要がある■

自分が失敗した方法を相手がしようとした場合に、
相手を止めたい場合は、
失敗した理由を具体的に相手に伝える必要があります。

先ほどのダイエットの場合、
「私はその方法で失敗したんだけど、失敗した理由としては、
空腹が強すぎて我慢できなくてどか食いしちゃって、
ダイエット前よりも太っちゃったのよね。」
と、失敗した理由を言えば、相手も、
「そんなに空腹が強くなるの?うーんどうしようかなあ」
と、先に失敗した人のアドバイスから、
自分はそうならないように考えることもできるので、
挑戦したとしても、次の人は成功する確率も上がり、
これから挑戦する相手の為にもなります。

「なんで失敗したのか分からないけど、とにかく上手く行かないよ!」
と言っても、失敗する理由があるならば、
納得できる言葉で相手に伝えなければ人は納得しません。

このように、体験している人と体験していない人、
という差でも、お互いの意見を分かりあえないことがあります。

そういう場合は、とりあえず体験をしてもらって、
その人なりの反省を感じてもらうしかありません。

納得できない状態に満足できる人は、そうそういないものです。

自分は失敗した方法で、相手も同じく失敗したときに、後から、
「あなたはこのダイエット方法で失敗してるのに、
なんで教えてくれなかったの?
教えてくれてたら、私はこのダイエット方法はしなかったのに!」
と、後から怒り出す人もいますから、
何も言わないというのも、トラブルの原因になることもありますね。

しかし、何か嫌なことに遭遇したときに相手のせいにする人は、
人のせいにすることで、自分を正当化しようとするタイプなので、
様々な場面で、人のせいにしてくる可能性があります。

その人をそれでも好きでいられて、
自分の心もストレスが溜まらないのであれば、
友達でいるのも良いかもしれませんが、
ストレスになってしまう場合は、
その人とは少し距離を置いた方が良いかもしれません。

自分がストレスまみれになって、周りの人を大事に出来ないような場合は、
自分のストレスを減らすことを優先する方が、
自分の為にも周りの為にも良いでしょう。

しばらく距離が置けるときは、
距離を置くのもストレスを上手に対処する方法です。

何かを体験したというタイミングの違いも、
人間関係でのトラブルの原因になることがありますので、
相手にどう言えば自分の気持ちを理解してもらえるのかを、
きちんと考えてみると良いでしょう。

■好みや着眼点の違いからのズレもある■

自分と相手との体験の違いにより、
一時的に分かりあえないことがあることを言いましたが、
体験もそうですが、そもそも人には、
好みや感じ方が大きく違う、というのがあります。

たとえば、同じ一枚の絵を見たとしても、
その絵を見た人々の感じ方は、一人一人違ってきます。

青空の絵を見ても、雲に注目する人もいれば、
青空の色に注目する人もいますし、全体の雰囲気に注目する人もいます。

細かい絵になると、人によっては、後で感想を言い合っても、
興味のない部分は覚えていなかったりします。

そして、人の目もその人の視力や、メガネのメーカーや、目の使い方などで、
大きく見え方が変化することもあります。

同じものを見ているようで、注目している場所や、自分の状態などから、
同じに見えていないことは沢山あります。

そういうことが分かってくれば、
「相手にはそう見えるんだ、ただ私とは見え方が違っただけなんだ」
ということが分かり、自分と違う意見を相手が言っていても、
受け入れやすくなります。

その人にはそう見える、ということが分かると、
自分の意見を押しつけることが、無意味であることに気づいてくるでしょう。

相手に自分の意見を知ってもらうことは楽しいですが、
同意してもらわなければ満足できないというのは、
様々な場面でイライラしてしまうことに繋がりますので、
「色々な意見があるから新しい見方も学べて、人といるのが楽しい」
と思えるように、自分と人との違いを、楽しめると良いのではないかと思います。

相手を変えるのではなく、自分が相手を変えないようにして、
そのままの相手を受け入れたときに、人間関係のストレスは減ってきます。

人を変えようとするのではなく、まず自分から、変わってみて下さい。

そうすると不思議な事に、相手がこちらを見る目が変わってきて、
結果的に相手も少し変わることがありますよ。

■まとめ■

人間関係でのストレスが発生する原因は、
お互いの考え方の違いや、自分と相手の体験しているタイミングの違い、
好みや感じ方の違いなど、自分と人との違いを許せなくなったときに発生します。

対処法としては、
相手に上手く伝わらないときは具体的に話すようにして、
自分と人との違いを認めるようにし、
相手を変えるのではなく、まず自分が変わることです。

自分にされたら嫌なことを相手にしなくなるだけでも、
ストレスはお互いにグッと減ってくるでしょう。