人間関係は楽しい!ストレスが少なくなる悩みへの考え方

人間関係での悩みについて、ストレスを少なくする方法などを書いています。

ひとりぼっちが良くないって本当? ぼっちが良くないなんて自分で本当に思ったことなのか?

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■ひとりぼっちが寂しい理由■

「一人でいるのが寂しくて、特に好きでもない人と一緒にいる」
こういう人はとても多いですね。

一人でいるよりは、好きではない人とでも、
一緒にいる方が孤独感は感じないのかもしれません。

しかし、その孤独感は人が隣にいるという物質的なものを埋めるだけなので、
心の中の孤独感はいつまでたっても埋まりません。

そういう人間関係を築いている人は、
人と話しているときは孤独について考えないように出来るので、
人と一緒にいるときは、寂しさをあまり感じません。

しかし、部屋に戻って一人になると、
途端に強い孤独感にさいなまれることがあります。

その心の孤独感を埋めるには、
相手とわかりあっているという感覚が必要になってくるのです。

■友達をしっかり選べば、友達が沢山にはならない■

そもそも一人でいることが悪いように言われているのは、
友達が少ない=嫌われ者
などの考え方があるからです。

実際は人に好かれる人ほど、友達を選んでいます。

なので、友達を選ぶ人ほど、友達が少ないのです。

最近はSNSなどの普及もあり、友達が多い人が増えています。

しかし、友達が増えれば増えるほど、
選ばずに増えた人間関係の場合は、
トラブルも増えてくるものです。

たとえば、1人の人が、ひとつ悩みを持ってくるとして、
友達が10人いれば、10個の悩みが出来るとします。

友達が100人出来れば、100個の悩みが出来ると考えると、
10個の悩みまでなら自分は対処できる場合は、
友達は10人以上は増やさないようにすれば、
人間関係で疲れることは少なくなるでしょう。

もちろん、単純な話なので、
1人の人が10個の悩みをもってくることもあれば、
1人の人から1個の悩みも、もらわないこともあるでしょう。

 

悩みの質も色々ありますので、本当に単純に考えた場合の話しです。


ですがこのように、自分の相手への対処能力も考えた上で、
人との付き合いを考えていくと、人間関係のストレスは、

コントロールしやすくなってきます。

そして、自分で選び抜いた友達だけだと、
友達と言える人は数人になってきます。

自分のことを深く理解してくれると思える相手が、
一人いれば、孤独感は無くなります。

誰と居ても、沢山の友達と居ても、孤独感が消えない人は、
誰とも本当はわかりあえていないと思っているからです。

そして実際、表面的な軽い悩みではなく、
本当に解決したい大きな悩みなどは、
自分の周りの人に話せなかったりして、
ずっと自分の心の中に、
その悩みを封じ込めてしまっていることがあります。

■偽った自分を見せると、わかりあえる友達ができない■

自分が相手に、偽った自分の見せ方をしていると、
わかりあえる友達はできません。

嘘の自分を見せて共感してくれる相手がいても、
自分では嘘の自分の発言だとわかっているから、
その発言を肯定してくれる人がいくら沢山いても、
わかりあえていないことが自分にはわかるので、
全く満たされないのです。

自分の中の孤独感を減らす為には、
自分の本来の気持ちを相手に言えるようになれば、
それを受け止めてくれる人が、友達として残る為、
わかりあえる実感が生まれ、孤独感が減ってくるのです。

表面的な話しか出来ない人に沢山囲まれるよりも、
自分を理解してくれる人が数人いれば、
孤独感は無くなってくるでしょう。

偽った自分で会話をすれば、同じく偽った人か、
偽っている会話の内容に共感する人しか、現れないのです。

■本当の自分と向き合う■

わかりあえる友達が出来ない人は、
友達を作るときの基準が、周りの人が望む友達を作る、
という状態になっていることが多いです。

自分の周りの人と自分の考え方が、
かなり一致している場合は、周りの好みで友達を作っても、
上手く行くことがあります。

しかし、普段周りに居る人達に不満がある人は、
自分に合っていない人達と一緒に過ごしている可能性が高いですね。

そういう、自分に合わない人の、好みの相手が、
自分に合う確率はかなり低くなってきます。

赤ちゃんの頃などは、周りの目など気にせずに、
自分のしたいように生きます。

しかし、成長していくにつれ、
「私はこうしたいな」
と思うことを行ったときに、人に怒られたり、嫌がられたりして、
「これは良くないことなんだ」
と気がつきます。

生活する上では様々なルールがあり、
周りもそのルールを守るからこそ、
ルールを守る人同士は、お互いを守ることが出来るので、
周りに合わせる、というようになってきます。

たとえば、人を殴ってはいけないというルールがあれば、
そのルールを守る人が多い場所では、
殴られることは少なくなってきます。

人を殴ってはいけない、というルールが無い場所
(または、ルールはあるのに守る人が少ない場所)
に行けば、いつ、人にいきなり殴られるかもしれない、
という不安が常につきまとってしまい、
安心して人と居ることが出来なくなります。

このように、ルールは自分と相手を守る為に、
とても大切なものなのです。

そして、家庭や友達の間などにも、
沢山の独自のルールが存在します。

そのルールを守る為に、合わせて友達を作っている人もいます。

自分の家族は明るい人が好きだから、明るい人としか友達にならない、
自分の友達はおしゃれな人しか好まないから、
自分もおしゃれな人としか友達にならない、などです。

その場所のルールを守るのは、その場所で安心して過ごす為には、
とても大切なことなので、出来るだけ守るほうが良いでしょう。

しかし、あまりにも人の顔色ばかりを伺って、
ルールにガチガチに従い過ぎても、
自分のしたいことが全然出来なくなってきます。

ルールを守らないというのは、
先ほどの話しのように、お互いに不信感が出てきますから、
ルールは守る方が良いでしょう。

ですが、人同士で勝手に決めるルールというのは、
細かく決める場合よりも、曖昧なことが多く、
「リーダーが言っていたから」
という、誰かが言っていたから、という形で、
成立している場合もあります。

先ほどのおしゃれな人しか友達に入れてはいけない、
というルールも、どこまでのおしゃれな人なら友達として入れて良くて、
どこからがダメなのかも、良くわからなかったりします。

詳しく聞いてみると、
「自分ではダメだと思ったことが、全然大丈夫だった」
ということは、とても多いのです。

コミュニケーション不足により、
お互い、または片方が勘違いしてしまっていることで、
様々なトラブルに発展してしまっていることが多いのです。

一度、自分の周りにいる人に、
自分が思っている疑問などを質問してみたり、
ルールを詳しく確認してみることで、
行える範囲が広がることはあります。

確認することで、逆に、
もっとガチガチになることもあるかもしれません。

しかしきちんと知らなければ、
良いのか悪いのかを判断をするのが、
とても難しくなります。

情報の少ないときに、何かを判断できる人は、
そう多くはいません。

まずは、自分が悩んでいることについて、
欠けている情報を集めるようにすると、
次に自分がどうしたらいいのかも、
考えやすくなるでしょう。

■一人でいるのが好きなのは悪いことじゃない■

一人でいると、
「私のことを、友達の出来ない人だとみんな思ってるんじゃないか」
と不安に感じる人も多いでしょう。

しかし、一人でいることには沢山のメリットもあります。

一人でいれば、自由に色々なことができます。

多趣味な人は、あまり多くの人との交流に時間をさきません。

技術を高める為には、
一人でじっくり自分と向き合う時間も必要になるからです。

もちろん何年もずっと一人でいれば、
様々なデメリットも出てきます。

しかし、自分の成長の為に時間をさきたいとしても、
完全に一人で生きていく人はそうはいません。

人といることが楽しく、人と話したり関係を持つことで、
一人では学ぶことが出来ない、沢山のことが学べるから、
一人で生きていくということはあまりしないのです。

人と一緒にいることで、自分の感情をコントロールする、
ということも覚えていきます。

人とあまり関わらないと、感情のコントロールの経験が浅いので、
急に怒ったり、泣いたり、緊張しすぎてしまったりするのです。

そういう感情のコントロールを学ぶ為にも、
友達になったり、様々な人と、色々な会話をするのは、
とても必要なことなのです。

自分がまだ失敗していないことも、
相手が先に失敗しているのを見ることで、そこから学び、
自分は失敗しなくて良くなることもあります。

このように、人と関わることは、
沢山の学びがあるのです。

しかし、長い人生の中では、
一人になって自分と向き合う時間が必要なときもあります。

そのようなときもあるのに、常にぼっちが良くないなんて、
不思議な話ではないかと思います。

一人が良いときもあれば、
友達が欲しいときもあって良いのです。

常に変化するのが人間なのですから、
変化しないようにと思って何もしないと、
自分を無理に抑え続けることにより、
大きなストレスを作りあげる、という変化が起きてきます。

どうせ何かしらの変化が起きるのならば、
成長という変化を、常に遂げられる方法を考えると、
人生は楽しくなってきます。

人の目で自分を作るのではなく、
自分の目で自分を作るようになれば、
ぼっちでもぼっちじゃなくても、気にならなくなります。

まずは、今側にいる人達に、
自分の中の疑問を、相手のことを考えた言葉遣いで、
少しずつ話すようにしてみると良いでしょう。