人間関係は楽しい!ストレスが少なくなる悩みへの考え方

人間関係での悩みについて、ストレスを少なくする方法などを書いています。

自分の考え方と周りの考え方の違いが許せない! 人を許す考え方になる為のコツ

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■自分と周りの考え方の違い■

自分にとっては正しいと思っている考え方も、
相手によっては正しいとは思ってもらえないときがありますね。

育ってきた環境や、今の知識量などから、
考え方が合わない相手というのは出てきます。

目指していることが同じだと、途中でぶつかる壁なども、
やはり同じようなところでぶつかることもあります。

自分が体験したので、
相手が悩んでいる原因を解決する方法が自分にはわかっていても、
いくら説明しても相手が理解してくれないこともあります。

そういうことの連続から、
人と上手く関係を築けないと思うこともあります。

このような自分と周りの人達との考え方の違いについては、
どのように考えるとストレスを減らすことが出来るのでしょうか。

■人に言われて出来た偽りの好み■

考え方の違いが生まれる理由は、
その人が見てきたものや、見たときの着眼点の違いなどから、
同じものを見ても、少し違う捉え方で体験を積むことにより、
周りとの違いがどんどん進んでいきます。

そうして、自分という他には無い個性も生まれてきます。

しかし、何かを教わったときに、
「こういう考え方をしないとおかしいよ」
と、自分の考え方では無い考え方をしなければならないような状態が続くと、
知らず知らずのうちに、自分で考えたような気持ちでありながらも、
周りの好みで生きていることがあります。

家族や友達や恋人の言うことで、
あまり自分ではそうだと思わないことも、
「この人が言うならそうなんだろうな」
と、深く考えずに、あの人が言っていたという理由で、
その人の好みが形成されていることがあります。

ある種のルールなどは、
そのなかのリーダーの好みで構成されていることがあります。

たとえば、家族の中で、母親が一番ものごとの決定券を持っていれば、
「お母さんの言う好み以外は、受け入れてもらえない」
ということが起きてくるのです。

もちろんその場所のルールというものがありますので、
その場所はそのルールだからこそ、
成り立つことが出来ている場合もあります。

自分の中では、別の意見で通したいと思っていても、
その中で上手く過ごすには、
自分の意見を伏せて相手に合わせることも、ときには大事なことです。

しかし自分の心から、自分の考え方を完全に捨ててしまうと、
現実と、自分の考えとのギャップから、
ストレスが溜まっていくことになります。

そのような理由から、
いつか自分の考え方と同じルールの場所に行けるときまで、
自分の考え方は心からは消さなくても良いのだと思います。

その考え方が、あまりにも人を不幸にする考え方ならば、
人が幸せになる考え方も学んだ方が良いとは思いますが、
良い悪いの判断も、状況によっては、
なかなか難しいものもあります。

■本来の自分の好みを知るには、本を読むことが大切■

周りに合わせすぎて、周りの考え方と自分の考え方が、
いつの間にか、すり替わってしまっていることがあります。

その状態になっている人は、人の意見に同意しながらも、
どこか満たされない気持ちを抱えているものです。

本来の自分の考え方を持っている人は、
自分の考え方を相手に押しつけることもしませんし、
いつも楽しそうにしています。

相手に意見を押しつけないで行動できるのは、
自分の中には自分の考え方があるからなのです。

人に言われて出来てしまった好みを、
自分の本来の好みに戻していくには、
様々な本を読んだりして、
「本来の自分が好きだったものは何か?」
を考える必要があります。

人に意見を聞くと、相手に合わせる人は、
また相手に合わせることになり、
いつまでたっても、自分の好みが出来上がりません。

本なら、自分の好きな考え方を、
自分から選んで読むことが出来ます。

そうやって様々な本を読んでいくうちに、読んだ本のタイプから、
「ああ、自分はこういう考え方になりたかったんだな」
と、わかってくるでしょう。

■人と自分は違って当たり前だと気がつく■

沢山の考え方を知ってくると、
「どの考え方が正しいのか?」
という疑問も浮かんできます。

しかし、正しい考え方というのは、基本的にはありません。

その人が楽しいと思える考え方は、
今のその人にとっての正しい考え方なのです。

何かを経験するにしても、
全く同じ段階の人なんていません。

テストの点数のように、点数でそのときの結果がわかったとしても、
採点者の好みによっても、
また、○か×かの判定が変わることもあります。

確実に答えがひとつしかなければ、
答えも出しやすくなります。

しかし、人の考え方などは複雑すぎて、
すべての人に適合する答えはありません。

たとえば、職場で香水の匂いが強すぎる人がいて、
自分は気分が悪くなってしまうとします。

そういうときに相手に、
「香水の匂いがキツいからもう少し控えてほしい」
と伝えても、相手も、
「このくらいの強さが好きなんだから我慢して」
と言ってくるかもしれません。

このように感覚の違いで、同じものに対しても捉え方が真逆になり、
理解し合えない関係になることもあります。

そういうことから、自分と人は違うものなのだとわかれば、
人と争うという意味が無くなってくることもわかるでしょう。

たとえば、結婚して夫婦になったときに、
旦那が暑がりで、嫁が寒がりな場合に、
暖房や冷房の調節が大変だ、という家庭もありますね。

感覚の違いも生まれ持ったものから、
生活習慣によって発生しているものもあります。

しかし、そのときに相手と著しく好みが違う、
ということは起こるものです。

そういう自分と人との違いがあるのが当たり前だと思えば、
自分も相手に合わせてもらっているところがあるんだから、
こっちも合わせてみようと思えるものです。

相手に合わせることがあまりにも出来ない人や、
合わせすぎてしまう人は、自分と人は違うのではなく、
ほぼ同じ感覚で生きていると思ってしまっているのです。

本当は違うということに気がつければ、
相手を許すことも増えてくるでしょう。

■自分を成長させると相手をもっと許せるようになる■

自分を高めていき、沢山のことが楽に出来るようになると、
心にも体にも余裕が生まれてきます。

人は慣れないうちは、沢山のエネルギーを消耗するので、
疲れやすくなります。

しかし、慣れてくれば、
沢山のエネルギーを使わなくても出来るようになるので、
エネルギーの消費量は、慣れたときには、
慣れていないときよりも減ってきます。

たとえば仕事などで、入ったばかりの自分はとてもきついのに、
先輩は余裕な表情で作業をしていることもあります。

同じ作業をしていても、慣れている人は、
無駄を減らしていたりすることにより、
作業スピードが速くなっていたりして、
早く終わらせられるので、余裕があったりします。

慣れていない人は、作業以外にも色々なことを考えすぎていて、
その部分でエネルギーを消耗しすぎていることもあります。

「ミスをしたらどうしよう」
「早く終わらせないと迷惑をかけてしまう」
など、作業のスピードだけでなく、
精神的にもあれこれ考えすぎていて、
余計に疲れてしまっている人がいます。

しかし、慣れてしまえば、考えることも減ってきますし、
単純に作業スピードが上がってきたりして、
疲れも減ってくるのです。

つまり、慣れるまで自分を高めてしまえば良いのです。

相手を許せない、自分と違う考え方が許せないと言う人は、
許すということに慣れていないだけなのです。

起こることすべてを許すことは難しいでしょう。

しかし、起こることの半分くらいは、
周りを気にし過ぎいることにより、
許せなくなっていることが大半です。

自分と周りとの考え方の違いから発生する互いの距離間などを、
様々な体験を通して、
どうしたらお互いが良い方向へと進むことが出来るのかを考えたりして、
話し合いながら、折り合いをつけていけば、
考え方の違う人といても、許せることは増えてくるでしょう。