人間関係は楽しい!ストレスが少なくなる悩みへの考え方

人間関係での悩みについて、ストレスを少なくする方法などを書いています。

相手のことが信用できない! 信頼できる関係を作る方法

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■人が信用できない■

人間関係を築いていくときに、
相手のことを信用できないというときがあります。

言っていることが時によってバラバラだったり、
嘘をついたりするような相手との人間関係は、
コロコロと変わる感情により、一緒にいても落ち着かないものです。

では、信用できない相手と人間関係を築くには、
どのようにすれば、良い人間関係が築けるのでしょうか?

■信用できない相手には理由がある■

信用できない人と信用できる人、
その違いは自分が相手を理解できるかできないか?
になってきます。

相手が、話す度に矛盾に満ちた話をしてくれば、
こちらは当然話の内容が理解できず、
相手を信用できません。

意図的な場合もあれば、平気で嘘をつく人もいます。

そのように相手に振る舞う人の多くは、
詐欺師などでない限りは、
今話している相手のことを考えるよりも、
自分のことで手がいっぱいだったりして、
話を上手く組み立てられず、
矛盾に満ちた話になってしまうという場合がひとつあります。

会話の経験が少なすぎて、
どう言えば相手にどう伝わるかがわからない場合も、
会話が支離滅裂になることがあります。

または、自分に自信が無いので、
事実よりも大きなことや小さなことを相手に言ったりすることで、
自分に都合の良いように相手に思ってもらおうとして、
事実からズレた話しをする人もいます。

しかし、嘘や矛盾というのは、続けていれば、
人間関係で大事な信頼がどんどん失われていきます。

信頼の無い人間関係ほど、
続けていく上で疲れるものもありません。

信頼を失うようなことをしてしまったときに、
反省していて、一生懸命関係を修復しようとしてくれれば、
もう一度信頼できる関係になることもあります。

しかし、信用できないようなことを繰り返し、
こちらがその行動を理解できないと主張しても、
なおも続ける場合には、もう相手を信頼できないという思いが、
心の中で強くなるだけでしょう。

■自分で自分を信用しているか■

「相手を信用できない」
と、不満を抱えている人は多いものですが、
その人に自分を信用しているかを問えば、
「自分のことも信用できない」
と答える人もいます。

自分が人に嘘や矛盾のある話などを頻繁にしていると、自分と話す相手も、
「同じように嘘をついているんじゃないか?」
と、疑ってしまい、信用できないことがあります。

そうならない為にも、自分で自分を信用できる人間にするのは重要です。

人は同じような人に引き寄せられるという特徴があります。

つまり、自分のことを信用できない人は、同じく自分を信用できない人が現れ、
お互いに自分を信用できないので相手も信用できない、
という関係が出来上がってくるのです。

信用できない行動をとる人は、自分に自信が無いことが多いものです。

自分に自信をつけるには、
自分を認めて、自分が成長できることに取り組み、
その体験を沢山積むことです。

全く成長するようなことをせず、成長しない生活をしていると、
自分を素晴らしいとは思えないので、自信がなかなかつきません。

自信のある人は、何をしていて、どうして自信があるのか、
というところを調べてみると、自信のつけ方がわかってきます。

最初は小さなことからはじめて、
自分は成長する為の行動をしているという自覚を高めていくと良いでしょう。

■言語の使い方がわかってないと、相手に上手く伝わらないことで信用されなくなる■

もうひとつ、相手を信用できないと思ってしまうところとしては、
言語能力というところがあります。

嘘をつくような相手では無いと信頼していても、
思っていることと表現方法がチグハグな人というのは存在します。

たとえば、距離を相手に伝える時に、
「あの道に行きたいんだけど、あの道までの距離はどのくらいだった?」
と聞かれて、
「あの道までは多分10分くらいかな、すぐにつくよ!」
と相手に伝えたとします。

しかし、10分くらいと時間まで教えても、
走って行ったのか、歩いていったのか、車で行ったのか、自転車なのか、
そしてそのときの速度はどのくらいだったのか、
などの様々な違いから、誤解が生じることがあります。

車で10分だと言った場合に、相手は徒歩でと言う意味で聞いていたら、
「10分で行けるなんて嘘じゃないか!」
と、嘘つきだと思ってしまうこともあるのです。

相手が質問を具体的にしてこない場合は、
こちらが具体的に返してあげることで、
的確な回答をすることも出来ます。

このように、相手が嘘をつくような性格ではなくても、
物の大きさや距離や時間の感覚が全然違うことで、
誤解が生じて、ある部分では信用できない、
と思われることもあります。

そうならない為には、そのような失敗があったときは、
「次はもう少し具体的な質問をしてから(返してから)回答してみよう」
と、改善をしていけば良いのです。

言葉と言うのは信用に大きく繋がります。

その言葉を上手く使えなければ、
そもそも相手に信頼されるのに時間がかかってしまうのです。

■信頼できる関係を作るには、信用できる自分になること■

信頼できる関係を作るには、自分がもう一人いたとして、
その自分を信頼できるかを考えてみると良いでしょう。

もう一人の自分を客観的に想像してみて、
信用できないと思うとしたら、どこが信用できないと思うのか?
信用されるには、どのように改善を加えれば信用できるようになるのか?
ということを考えてみると良いでしょう。

嘘をつくことが多かった人は、嘘をやめれば信用されると思って、
なんでもかんでも正直に言うようになることもあります。

しかし、嘘をつかないということと、マナーを守ること、
なんでも思ったことを言うのとは全然違うことなのです。

頭で思っていても、相手を不快にさせない為に、
思ってはいない言葉を言うこともあります。

太っていることを気にしている女性に対して、
「そんなに太ってないよ」
と、言ったり、
明らかに似合っていないメークをしてきた女性に対して、
「新しいメーク素敵ね!」
と、言うこともあるのです。

マナーと言うのは、相手を不快にさせないという意図で行われるものです。

しかし、相手を不快にさせないと考えた時に、
何でもかんでも嘘をつかないように話しをしてしまうと、
マナーが成立しないこともあります。

相手が完璧な人間であれば、
思ったことと出てくる言葉が一致することもあるかもしれません。

でも、人は完璧にはなれませんし、好みというのも人それぞれです。

似合っている似合っていないというのも、
人それぞれ捉え方が違うものです。

こどもの頃に時代劇を見ても、意味不明で古臭いと感じても、
大人になってくると、それを楽しく見れるようになったりもします。

このように変化によって、見えるものの捉え方はどんどん変わっていくのです。

沢山の視点で同じものを見ていくと、段々とバランスはとれてくるものです。

信頼できる人間関係を作るには、まず自分が信頼できる人間になって、
信頼できる人間はどのようなものかを知れば、
信頼できないと思う相手との人間関係を築かなくなっていきますので、
必然的に、周りに信頼できない人間関係は無くなっていきます。

相手を変えるのではなく、自分が変われば、
人を信頼することもできるようになってくるでしょう。