人間関係は楽しい!ストレスが少なくなる悩みへの考え方

人間関係での悩みについて、ストレスを少なくする方法などを書いています。

人の目が怖い 視線に対する恐怖を克服する方法

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■人に見られるのが怖い■

人と会話をしていると、相手の目を見たりするのは当然ですが、
目を合わせるのが怖いと思う人がいます。

会話中は平気でも、大勢の前で沢山の人に見られると、
誰でも緊張はするものです。

しかし、会話をしたり、街を歩いていたりしているだけで、
視線がストレスになってしまうと困りますね。

そんな視線に対する恐怖心は、なぜ起きてきて、
どのようにすれば恐怖心を減らすことが出来るのでしょうか。

■視線が怖くなった理由■

周りはしっかり見たほうが安全なはずですが、
人の視線が怖くて、周りを見れなくなる場合があります。

視線だけを見ないようにして、さっそうと歩くことは出来ますが、
視線を怖がる人は、他人と目が合わないように下を向いていることが多いものです。

そうなると、人にぶつかりやすくなったり、
物にぶつかりやすくなったりと、安全面でも困りますね。

人の視線が怖くなる場合には、
過去に視線を合わせる行為をしているときに、
怒られたり笑われたりと、嫌な経験をしているものです。

「視線を合わせすぎて相手との関係がギクシャクするようになった」
「目つきが悪いと怒られた」
「ヘラヘラするなと文句を言われた」

視線の使い方だけではなく、自分の表情などから相手に文句を言われ、
目を合わせる行為が苦手になってしまうこともあります。

視線が怖いと、人と話す時にストレスになってしまい、
段々と人と話すことをしなくなり、人間関係が希薄になってしまって、
人と話さないことにより、余計に人が怖くなり、
という悪循環に陥りやすくなります。

視線を気にして相手に文句を言う人は、
同じく視線を気にする人です。

表情を気にして相手に文句を言う人は、
同じく表情を気にしている人です。

視線も表情も気にならない人は、
嫌だと感じないので、文句を言うこと自体が起こりません。

視線が怖くなかったときは、
自分は視線に対して嫌だと感じなかったかもしれませんが、
自分の視線に対して相手に文句を言われたりした場合に、
気になるようになってしまったのです。

■視線を合わせる意味と自分の中の誤解■

視線が怖くなる理由は、過去の体験からですが、
その視線を気にならないようにするには、
まず、視線を合わせることの意味と、
視線を合わせている相手が思っていることと、
自分が思っていることは同じではない、
ということを認識することです。

視線が怖いと思っている人は、視線を合わせると、
自分が頭の中で思っているようなことが起こるのではないかと思っています。

「視線を合わせると、文句を言われるんじゃないか」
「視線が怖いと思っていることが悟られてしまって、馬鹿にされるんじゃないか」
など、自分の中にある恐怖が生み出した考えが現実に起こるのではないかと思って、
余計に恐怖を感じてしまうのです。

そもそも会話中は、適度に人と目を合わせるのが一般的な状態です。

多くの人はそれがわかっているので、
相手の視線の使い方にいちいち文句は言いません。

じっと相手を見ながら話す人もいれば、
たまにしか相手を見て話さない人もいます。

興味がある話のときと、無い話しの時でも、
視線の使い方は大きく変わるものです。

色んな視線のパターンがあるからこそ楽しいのですが、
そのパターンに文句をつけるのは、文句を言う人が、自分を変えるのではなく、
相手に変わってもらって解決しようとしているからです。

もちろん、そのままでは相手が今後困るだろうということに対しては、
指摘することもあります。

しかし、その指摘の仕方も、
「視線の使い方が気持ち悪いからやめてよ!」
と言うのと、
「じっと相手を見ると疲れない?たまに視線を外すと楽になるよ」
と伝えるのでは、どちらも指摘ですが、聞いたほうのストレスは、
言い方ひとつで大きく変わってきます。

言い方の上手ではない人にいちいち捉われると、
何も出来なくなってしまいます。

相手に何かを指摘されたときは、
自分にも何かしらの理由があることが多いものです。

相手の指摘を聞いて、気になるのであれば改善を加えれば良いですし、
何も変えるところはないと思えるならば、何も変えなくても良いのです。

■視線を合わせることの意味■

会話中に視線を合わせることに対しては意味があります。

相手をしっかり見ることで、
あなたの話をしっかり聞いていますよ、あなたの存在を今認めていますよ、
という意味があるのです。

中には視線を合わせていても、話の内容を全く覚えていない人もいますが、
視線を合わせるというのは、相手を今、受け入れていますよ、
という意味があるのです。

逆に視線を合わせずに話すと、
「きちんと話しを聞いているのかしら?」
「私のことが嫌いなのかな」
「怒っているのかな」
などの誤解を与えることになりやすいものです。

自分が話しをきちんと聞いていても、
相手を嫌いではなくても、怒っていなくても、
相手がこちらのその気持ちを知らなければ、

そのように捉えてしまうことは多いのです。

誤解させたくないと思っていても、誤解を与える行動をしていては、
相手は誤解しやすくなります。

自分の行動を嫌だと思うならば、
改善を加えて変えていけば良いのです。

■恐怖を克服するのをいきなりは出来ない■

視線が怖いのを克服したいと思って、急に相手の目を見るようになっても、
慣れていないので、心臓がドキドキしすぎたり、
冷や汗が出てきたり、気分が悪くなってくることもあります。

克服しようと言う考えはとても素敵ですが、
行動には段階があります。

最初は無理のない範囲からスタートして、ゴールを目指していくのです。

視線を合わせるのが苦手な人は、
最初は今まで話す時に、相手を見ないようにしていたなら、
全体的にぼやーっとでも良いので、相手を見るようにする。

全体的に見ることが出来るようになったら、
次は首の辺りを見るようにしてみる。

首の辺りを見れるようなったら、
次は、鼻の辺りを見るようにしてみる。

このように、段々と目に距離を近づけていくのです。

もちろん、最初は上手くいかないこともあるでしょう。

ひとつ段階を上げたら、急に難しくなることもあります。

難しければ、もうちょっと、前の段階で慣れてから、
次に行ってもいいのです。

行ったり来たりを繰り返しながら、少しずつ前に進んでいくのです。

急いで変わろうとしても、上手く行かないことが多いですが、
無理のない範囲で行い続けていれば、
いつかは目的に到達することは出来るでしょう。

視線を合わせることが出来るようになっても、
合わせている間の時間や、表情のことも、
次は考えるようになるでしょう。

そうやって、どんどん自分で考えて行動していくと、
自分に自信もついてきます。

自分に自信がつけば、恐怖も減ってくるのです。

ゆっくりで良いので、少しずつ、前に進んでいければ良いのだと思います。