自信がない! 自分に自信が持てない原因と改善方法
■自分に自信がない■
自分に自信が持てない原因は、
根本的には劣等感によるものです。
自分に自信を持てない人は、とても沢山います。
こどもの頃は自信満々で、何も恐れずに色々なことをできたのに、
大人になるにつれて自信がなくなっていき、
怖くて何もできなくなってしまった、という人は多いですね。
そのような状態になってしまった原因は、
生きてきた過程で感じてきた、劣等感にあります。
■劣等感が強くなると失敗を恐れるようになる■
劣等感が強くなると、だんだんと失敗を恐れるようになってきます。
自分に自信があり、劣等感の少ない人は、失敗を恐れるどころか、
失敗しても失敗を楽しんでしまうところがあります。
しかし、劣等感の強い人は、失敗するのが怖いので、
だんだん何も行動を起こさなくなっていったり、
誰でもできるような簡単なことにしか挑戦しなくなってしまいます。
自分に対して、人よりも劣っていると思うようになると、
失敗して、さらに劣っていると思わされるのが怖くなり、
何もしないという行動を続けることで、自分を守ろうとするようになります。
しかし、何もしないを続けていると、
自分に自信が持てるような行動もできなくなるため、
いつまでたっても自分に自信が持てず、
常に劣等感を抱えた状態で過ごすことになってしまいます。
■自信がなくなった原因は、周りの言葉を気にしすぎたから■
自信がなくってしまった原因は、
周りに言われた言葉を気にしすぎたことにあります。
幼い頃は、好きなことを自由にできても、
大人になるに従って、社会のマナーや、
周りとの調和などが必要になってくるので、
自分が思ったことだけを行うことは難しくなってきます。
その過程で、自分ではこれで良いだろうと思えたことでも、
「何しているの!そんなことしちゃダメじゃない!」
「そんなことも出来ないなんて恥ずかしい」
「普通に考えたら分かることでしょう?」
などの、
「あなたは間違っている」
という言葉を言われることが増えてきます。
色々な人が沢山存在しますので、
全員が全員と同じようにすることは不可能なのですが、
全員が全員、全く違うことを行っていても、調和が取れず、
トラブルが増えてくるため、ある程度のルールやマナーなどを守り、
トラブルをできるだけ減らして、安心して過ごせる環境をつくっています。
しかし、法律で定められたルールを守るのは当然にしても、
法律では定められていないけれど、
普段生活をしていて守るルールというのもあります。
それは、自分の周りにいる人間関係内のルールです。
そのルールは基本的に、その人間関係の中で、
一番発言力などがある人を基準につくられているものです。
たとえば、家族の場合、
家族の中で父親が発言力が一番強ければ、
父親の思考を中心としたルールが、その家族内でのルールになります。
母親が一番強い家庭では母親のルールになり、
兄弟姉妹などの中で、親よりも強い発言力のある人がいれば、
その人がルールになることもあるでしょう。
ほとんどの家庭は、親を基準としたルールになっていることが大半です。
そして一歩外に出ると、次は学校や職場内などで、
一番発言力が強い人を基準にその場のルールがつくられていきます。
自分に自信のある人は、自分に合った人としか絡まないということができます。
親でも、相性が合わないこともありますので、
一時的に疎遠になることも、自信のある人にはできるのです。
しかし、自分に自信がないと、自分に合わない人の意見と違う場合に、
「私はその意見に賛成できない」
と思っていても賛成してしまって苦しんでしまうことがあります。
たとえば、自分は人と笑顔で話したいのに、
「笑顔で話すなんて気持ち悪いからよしなさい」
と、発言力の強い人に言われると、自信のない人は、
嫌々ながらそのことに賛成してしまいます。
自分がしたいことではないことを行っていたり、
特に、自分はそれをしている人を嫌いだと思っているようなことを、
断れなくてし続けていると、自分のことをどんどん嫌いになってしまいます。
そして、自分を嫌いになっていくことで、強い劣等感を持つようになるのです。
そうならないためには、自分に自信をつけて、
自分がしたいと思っていることをできるようになる必要があるのです。
相手の意見と違う意見に自分がなることがあるのは当然のことです。
みんな感じ方も、捉え方も違います。
集団のなかでストレスを少なくして生きていくには、
自分に対しても周りに対しても、
そこが安心できる場所だと思える必要があります。
劣等感が強くて安心感を感じられない人は、
当然、周りに対しても安心感を感じることができなくなります。
ものごとの判断は基本的に、自分がどう感じるかで変わってきます。
ネガティブに考えていれば、周りの人や物も嫌なものに見えてきます。
自分に自信がないと、諦め癖もつきやすく、
何をやってもダメだと最初から諦めて、何もできなくなってしまうのです。
■自分を好きになるには、好きな人のマネをすれば良い■
自分を好きになるには、好きな人のマネをすることです。
自分に自信がなく、劣等感の強い人は、自分が嫌だなと思っている人と、
同じ行動をしていることがあります。
つまり、その逆をすれば、自分を好きになる可能性が高くなるのです。
尊敬できる人や好きな人が周りに居ないという人は、
劣等感の強い人には多いでしょう。
しかし、マネをする相手は、周りに居る人だけではなく、
過去の偉人や、知り合いでもない人でも全く問題ありません。
自分がその人のようになりたいと思える人であれば、
近くに居る人ではなくても良いのです。
歴史上の人物でも良いですし、好きなスポーツ選手などでも良いでしょう。
その人の生き方で、ここが良いなと思えている部分を真似してみるのです。
全部を真似しなくても、
自分が良いなと思ったところを真似してみるのが大事なのです。
部分的で考えれば、自分の近くにいる人でも、
ここは良いところだな、と思える部分があれば、
そこを真似してしまえば良いのです。
そうやって、自分が良いなと思える部分を真似していけば、
自分が良いなと思っている部分を多く持つ自分へと変わっていくことができます。
■自信をつけるには、成功体験を増やしていくことが大事■
自分に自信をつけるには、成功体験を増やしていくことが大事になります。
自信がなくて劣等感の強い人は、失敗を恐れているので行動があまりできません。
自信をつけるには成功体験を増やすことが必要なのに、
行動ができなれけば、成功体験を増やすことができません。
人の言葉に捉われすぎて、失敗するのを恐れるのではなく、
慣れていないうちは、失敗をするのが当たり前なので、
失敗しても行動をした自分を褒めてあげて、少しずつ、
自分にできることを行っていけば、成功体験は必ず増えてきます。
成長するための行動をあまりしなかった人は、
慣れていないため、最初は失敗も多くなります。
ですが、行動を続けて、失敗すればするほど、
こうやれば失敗するんだということを学んでいきます。
次は、その失敗した原因になることを行わなければ、
成功をしやすくなるのです。
行動をやめてしまえば、成功することもありませんが、
行動を続けて、失敗のたびに改善を加えていけば、
いずれ成功にたどり着きます。
ゆっくりでも良いので、昨日の自分よりも、少しでも成長できれば良いのです。
人に話しかけるのが苦手なら、挨拶をするときに一言だけ、
何か言葉をつけて挨拶をするということでも、十分成長しています。
いきなりできている人と同じようにはできません。
小さな一歩一歩を積み重ねることで、
最後には大きな一歩になっているものなのです。
いきなり大きな一歩からいくことはできないのです。
そのためには、続ける必要がありますので、
今の自分でできることを毎日少しずつでも行うようにしてみてください。
優しすぎて、人に気を遣いすぎる人は多いですが、
人に気を遣いすぎて、自分に優しくできなくなっては本末転倒です。
まずは、自分に優しくするようにして、
自分に自信を持てるようになったら、
周りの人に優しさを与えるようにするのでも、全然遅くはないのです。
自分を変えられるのは、自分しかいません。
自分を幸せにできるのも、自分しかいません。
挑戦できない人は、頭の中で取り越し苦労をしていますが、
現実は、頭の中で考えた怖い想像よりも、ずっとシンプルなものです。
成長のスピードは人によってかなり違いますので、
周りに遅いと言われても気にする必要はありません。
あなたはその人とは違うのですから。
自分に合ったものをすれば、早く成長できることもあります。
今の自分を認めてあげて、行ったり来たりしても全然大丈夫ですので、
本当に少しずつで良いので、前に進んでみてください。
■まとめ■
自分に自信が持てない原因は、
劣等感が強くなり、だんだんと失敗を恐れるようになってきたことと、
周りに言われた言葉を気にしすぎたことにあります。
自分に自信を持つためには、
好きな人のマネをして、自分が良いなと思えるところを増やしていき、
行動を続けて成功体験も増やしていくことで、自信はついてくるでしょう。